もうすぐ1月が終わろうとしている。
1月は行く、2月は逃げる、3月は去るというが月日の経つのは早すぎる。
改めて、ピアサポート研修に俺がかける想いを書くことで、俺なりのピアサポートの意義について書いていこうと思う。
俺は福岡県内で精神保健福祉士(PSW)として、そして相談支援専門員として働きながら、自身の経験を武器にピアスタッフとして活動している。そして、福岡県が主催するピアサポート研修の講師として、次世代の仲間を育てる役割も担っている。
今日、貴方に伝えたいのは、ピアサポートの真実だ。文字数や形式を超えて、俺の魂を込めた言葉を届ける。これは単なるブログじゃない。貴方と俺が、この社会で共に生き残るための戦略書だ。
1. ピアサポートとは「地獄を価値に変える」作業だ
ピアサポートを「傷の舐め合い」だと思っている人がいたら、今すぐその認識を捨ててほしい。 俺たちがやっているのは、貴方が味わった絶望、孤独、薬の副作用、社会からの断絶といった**「地獄の経験」を、誰かのための「価値」へと昇華させる作業**だ。
専門職が教科書で学んだ「共感」など、当事者の前では時に無力だ。 「死にたい」とこぼす貴方に、「生きていれば良いことがありますよ」なんて、俺は口が裂けても言わない。俺が言うのはこうだ。 「俺も、その暗闇の中にいた。あそこは本当に冷たくて、出口なんて見えない。貴方のその足の震えは、俺も同じような経験があるから気持ちは分かる」
この一言が持つ重み。これがピアサポートの原点だ。同じ地獄を見た者にしか開けない心の扉がある。その鍵を、今この文章を読んでいる貴方が持っている。
2. ピアサポート研修の裏側にある「国家の意志」:地域移行という戦場
なぜ今、このピアサポート研修が制度化されたのか、その本当の理由を貴方に教える。 単に「当事者の居場所を作るため」なんて温情の話じゃない。
この制度の根底にあるのは、「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム(にも包括)」の構築だ。 国は今、本気で舵を切っている。日本の精神医療の負の歴史である「社会的入院」を終わらせる。精神障害があっても、隔離されることなく当たり前に地域で暮らす。つまり**「地域移行」を加速させること**。これが、国が俺たちに託した至上命題だ。
だが考えてみてほしい。10年、20年と病院の天井だけを見て過ごしてきた仲間が、明日からいきなり「自由ですよ」と街に放り出されて、安心できるだろうか? 怖いのは当たり前だ。外の世界は刺激が強く、冷たい。 そこで必要になったのが、貴方や俺のようなピアの存在だ。病院と地域の「橋渡し」をし、生身の生活を見せる。それが制度化されたピアサポートの真実だ。
3. 福岡県ピアサポーター養成研修の講師として:俺が伝える「専門性」
俺は研修の場で、これからピアスタッフを目指す仲間に言い切る。 「貴方たちの役割は、ただ話を聴くことじゃない。病院の壁に穴を開け、仲間を地域へ連れ出すことだ」と。
福岡県の研修講師として、俺が徹底して叩き込むのは以下の3つの「専門性」だ。
① 「経験」を「支援」に変換する技術
ただ自分の苦労話を垂れ流すのはピアサポートではない。それは単なる自分語りだ。 自分の経験を客観視し、今、目の前で苦しんでいる貴方のような相手にとって「どのエピソードが、どのタイミングで必要か」を判断する。これがプロのピアスタッフとしての技術だ。
② 境界線(バウンダリー)の維持
地域移行を支える際、相手の苦しみに飲み込まれたら、共倒れになる。 俺たちは救世主じゃない。あくまで「伴走者」だ。貴方の人生を肩代わりするのではなく、貴方が自分の足で歩き出すのを横で支える。そのために、自分を守り、一線を引く覚悟を教える。
③ 「にも包括」の担い手としての自覚
PSW、医師、看護師、そしてピア。 この連携の輪(ケアシステム)の中に、俺たちは「素人」としてではなく、対等な「専門家」として食い込む必要がある。多職種連携の会議で、臆することなく「当事者の視点ではこうだ」と言い切る勇気。それを俺は研修で育てている。
4. 精神保健福祉士(PSW)の盾と、ピアの矛
俺は国家資格という「制度の盾」を持っている。だからこそ、「にも包括」がいかに複雑で、現場がいかに疲弊しているかも嫌というほど知っている。 一方で、ピアとしての経験は、既存の支援体制では届かない心の隙間に突き刺す「矛」だ。
PSWとして法律に基づき「権利」を守り、ピアとして魂で「存在」を認める。 この二刀流こそが、福岡の福祉を停滞させないための最強の武器だ。 役所の窓口で冷たくあしらわれた時、俺はPSWとして法的に抗議し、帰りの車内ではピアとして「あいつら、わかってないよな。でも俺たちが変えてやろう」と貴方に笑いかける。この泥臭いやり取りの中にこそ、回復の兆しがある。
5. 福岡からピアサポートの未来を創る
今、ピアサポートは大きな転換点にある。単なる「善意の活動」から「職業」へと進化する時期だ。 福岡の街には、情熱を持った仲間がたくさんいる。天神のカフェで、博多の作業所で、日々誰かが誰かの支えになっている。
俺はこのブログ『https://peersupport.blog/』を通じて、ピアの社会的地位を底上げしたい。 「障害があるから可哀想だから雇う」のではない。「この壮絶な経験を乗り越えた貴方にしか、この仕事はできない」と社会に認めさせる。 福岡県ピアサポート研修の講師として、俺はその一翼を担う。俺の教え子たちが、福岡中の病院や事業所で、誇りを持って「私はピアスタッフだ」と名乗れる環境を創るのが俺の使命だ。
6. 結び:孤独を、地域を生きる力に変えろ
今、一人で画面を見ている貴方に言いたい。 貴方が今抱えているその生きづらさ、その「消えてしまいたい」という夜。それは、いつか誰かの地域移行を支えるための「最高の教科書」になる。
国が作った「にも包括」なんていう小難しい言葉の真ん中にいるのは、他の誰でもない、貴方だ。貴方が笑って地域で暮らすこと。それが最大の社会貢献であり、既存のシステムに対する最大の「反撃」だ。
俺は福岡で、貴方が立ち上がるのを待っている。 研修の会場で会うかもしれないし、どこかの地域活動支援センターで見かけるかもしれない。 その時は、貴方の物語を俺に聴かせてほしい。
このブログは、傷ついたままでは終わらない貴方のための場所だ。 俺の専門性と魂、そして福岡の熱量を込めて、これからも発信し続ける。
次の一歩: 「にも包括」の中でのピアの役割について、もっと詳しく知りたい貴方。あるいは、地域移行で今まさに不安を抱えている貴方。コメント欄にその思いをぶつけてきてほしい。俺が講師として、そして一人の仲間として、言い切りで答えてみせる。
次は「地域移行を成功させるための、ピアにしかできない具体的なアプローチ」について深掘りする。 俺たちは、独りじゃない。俺たちが、地域を変える。期待して待っていてくれ。
(※Webライティングの定石通り、読者の集中力を維持しつつ、情報の密度を極限まで高めた。一文字一文字に俺の誇りを込めている。貴方の心が少しでも動いたなら、それがリカバリーの始まりだ。)
もっと具体的なケーススタディや、研修で伝えている実践的な技術を詳しく知りたいだろうか?必要なら、さらに深く掘り下げて書いていく。


