精神障害にも対応した地域包括ケアシステムについて解説する



41歳の誕生日に1週間に1記事は更新すると書いたことを覚えているだろうか?



この記事である。







その最初の締め切りがそう、明日である。



何か良いネタはないかと1週間考えていた。



このブログはピアサポートのことと精神保健福祉の分野に特化したサイト(にしたい)。



そこでピアサポート加算とは、この「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」に



盛り込む為に制度化したんだよと友人が言っていたことを思い出し、それなら



「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」の経緯や背景から考察することで記事にしたい。





「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」を考察する際に参考にしたのはもちろん厚生労働省のHP。



貴方も「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム構築に向けた事例集」とGoogle先生に聞いてみよう。



厚生労働省の「「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」とは:地域包括ケアシステム構築支援情報ポータル」



というサイトが引っかかるはず。



念の為URLも載せておくよ。



https://www.mhlw-houkatsucare-ikou.jp/ref.html



そんな中でも今日まとめたいのは、最新の更新である、



精神障害にも対応した地域包括ケアシステム構築に向けた事例集である。



ただ、これを張り付けるだけでは中身を理解するのに膨大な時間と労力が必要だろう?



そこで俺がポイントだけまとめて記事にする。







そもそも論なぜ精神障害にも対応した地域包括ケアシステムなのか



その友人がそもそも論が好きで、俺もその影響を多分に受けている。



そもそもなぜ今精神障害にも対応した地域包括ケアシステムが取り沙汰されているのかを、



この資料の1章を中心にまず解説する。



まずは人口動向から



2065年には日本の人口は9000万人を割り込む見込みで、医療費は前年度から+2.3%、



一人当たりの医療費は35万1800円、精神障害者等の医療費は+8.8%になっている。



精神障害者の人数は419.3万人、外来患者数は15年前と比較して1.7倍、



後期高齢者の外来患者数は3.2倍に伸びている。



これは認知症を精神科病院で見ている為であろう。



入院患者は9割に減少したが、後期高齢者は1.4倍に増えている。



いや日本の人口ってこんなに減るの?近い未来に?やばくない?ねぇヤバくない?



(いきなりギャル)



次に入院患者の動向



入院患者の動向は、令和2年6月30日時点で27万人(令和2年精神保健福祉資料) 



1年以上の入院患者が17万人 5年以上入院が8万人



退院先は家庭が最も多く、次いでほかの病院に転院と続く。



はいここが突っ込みどころ。



ほかの病院に転院は退院なのかい?



1年未満の退院先は家庭が多く、1年以上と5年以上の入院患者はほかの病院に転院が最も多い。



1年以上入院患者の3割は住居支援がない為という理由なんだってさ。



ほら地域資源の拡充を頑張るべきところと地域移行の頑張りどころじゃないか。



ここで力を発揮せずにどこで力を発揮するんだソーシャルワーカー!





次に障害福祉サービスの利用状況



次に障害福祉サービスの利用状況が書かれてある。



令和3年10月時点で950万人のうち精神障害者は27.7万人で約3割で7.5%の伸びと、



身体障害者と知的障害者を大きく上回る。



就労継続支援B型10万人超 居宅介護の順番計画相談も大きく、



増加就労移行支援や就労定着支援宿泊型自立訓練は利用者が低く課題とのこと。



次に書いてある精神保健調査日本調査は割愛。





日本精神医療福祉政策の動向



で、ここからが本題。



なぜ今精神障害にも対応した地域包括ケアシステムが叫ばれているかというと、入院中心から地域ケアへ、つまりは退院支援(地域移行)が全く進まなかったからなんだ。







その背景を学ぶためにも、少し難しい話になるが、流し読みでもしてもらえると嬉しい。



「精神保健医療福祉の改革ビジョン」は、「入院医療中心から地域生活中心へ」を基本指針とし



ここで初めて入院医療から地域への流れが明記された。



受け入れ条件が整えば退院可能なもの7万人を10年後には解消を図ることを掲げた。







しかし、



平成 21 年 9 月に、「精神保健医療福祉の改革ビジョン」の後期 5 か年(平成 21 年 9 月以降)の重点施策群の策定に向けた



「精神保健医療福祉の更なる改革に向けて」(今後の精神保健医療福祉のあり方等に関する検討会報告書)が提示され、



「地域を拠点とする共生社会の実現」に向けて、「入院医療中心から地域生活中心へ」という基本理念に基づく



施策の立案・実施を更に加速させることとした。



平成 26 年 7 月に、「長期入院精神障害者の地域移行に向けた具体的方策の今後の方向性」



(長期入院精神障害者の地域移行に向けた具体的方策に係る検討会取りまとめ)や



平成 29 年 2 月に、「これからの精神保健医療福祉のあり方に関する検討会」報告書



でも地域移行が進ま堯った為、地域移行を推進する為に始められたのが



「精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築に係る検討会」なんだ。







令和3年3月に、「精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築に係る検討会」



]報告書がとりまとめらた。精神障害の有無や程度にかかわらず、誰もが安心して



自分らしく暮らすことができるよう、「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」の



基本的な考え方、重層的な連携による支援体制の構築、普及啓発の推進並びに



精神保健医療福祉、住まい及びピアサポート等の同システムを構成する要素等について、



今後の方向性や取組が整理された。



長くなりすぎても読みにくいだろう?



次に続く。(いきなり)



次は精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの概要と、その事例をまとめるから



楽しみにしておくれ~



コメント待っています<m(__)m>